空気をきれいにする触媒はものを燃やしたときにいろいろな化学物質ができます。大量の油や天然ガスを燃やして電気を作る火力発電所、家庭からでるゴミを燃やすゴミ焼却場は脱硝触媒やダイオキシン分解触媒を使って煙の中にある有害な化学物質を分解しています。
火力発電所やゴミ焼却場など高温で大量に油やゴミを燃やすと空気中の窒素ガス,ゴミに含まれる塩素化合物(プラスティック、漂白剤、殺虫剤など)が酸化されてNOxやダイオキシン類が発生します。これらは人にとって非常に有害です。煙突から出て空気中に放出されると人間だけでなく環境破壊(光化学スモッグ、酸性雨の原因となります。この有害物質を分解し無害化するのに触媒が使われます。